ついに上陸、バンクーバー ~ NYC

 初のバンクーバー滞在も2時間で終わってしまいましたが、ついにニューヨークに行けるという嬉しさもあり、そう惜しくもなかったです。バンクーバーからニューヨークまでは大体7時間くらい乗っていた気がします。7時間、微妙な時間。もちろん、国内の移動となればかなりの長時間になるのですが、その前に13時間くらい乗っていた私からすると7時間は中途半端でした。7時間の使い方を色々考察しました。

  1. 寝る
  2. 映画+寝る
  3. ラジオ+寝る
  4. 起きる

この4パターンくらいを考えていたのですが結果は5の「機内食を食べる+寝る」でした。

 バンクーバーからは、JFK国際空港に向かっていたのですが、この飛行機がラッキーでした。何がラッキーかというと人がめちゃくちゃ少ないんです。飛行機の席って意外と適当な感じで、座ってない席があったら全然座ってokみたいでした。まぁそんなことはしてないんですが、3列シートで二人しか座ってないのでかなりゆったりできました。

この飛行機がニューヨークへ連れて行ってくれます。

 機内がそんな感じだったので、余裕で寝ていたら彼女に起こされます。外は薄明るい感じで、薄いオレンジ色の空でした。下には街があります。そう、ニューヨークです。

 バンクーバーからはずっとアメリカ大陸の上空を飛んでいたのですが、如何せん夜だったので、下の世界は見えてませんでした。ありがたいことに、早朝に見た景色こそがニューヨークだったのです。

ついにアメリカが見えました

 ついに上陸するアメリカに胸の鼓動が高鳴ります(嘘)。
 7時間のフライトですら2回の食事と数回のドリンクでお腹はパンパンだし、寝れてはいるけど、回復はしていない。お風呂には今すぐにでも入りたい…などと27時間という旅の疲れが出始めてきていました。
 しかし、もうそこにゴールがあります。

着陸してすぐに、入国審査に向かいます。早朝7時に着いたということもあって、人もスカスカでした。「ここがニューヨークなのか?」という疑問もありましたが、スムーズに審査も進みます。私は白人のめちゃくちゃ大きい人に、”finger”という言葉とともに、機械に指を置くジェスチャーをされます。私のイメージだと、入国審査ってかなりドキドキで、「英語で色々聞かれるやつやん」と思ってたのですが、何も聞かれることはなく指紋をとられました…

 一方の彼女はというと、別のレーンで何やら話しています。彼女は英語が話せるので、コミュニケーションもちょろいもんなのでしょうね。この国で言語に障害のある私は、審査官に「こいつは悪い奴じゃねえだろう」と思われたことに心底感謝です。ブラザーが一人増えました。

これが例のボタン。多分ボタンに菌がいっぱいついている。

 荷物も無事に受け取って、早々にトイレに向かいます。もちろん尿意・便意はありましたが、それよりも歯磨きがしたすぎて駆け込みました。27時間磨いていないので、誰とも口を利きたくなかったです。
 トイレの壁には不思議なスイッチがあって、その日のトイレの状態を三段階で評価できるものになっています。衛生面なのか、それともスッキリ度なのか、真相は不明ですが(確実に前者)ポチッと緑のボタンを押しました。

 早速、タクシーに乗って街に出ます!

次回!新章開幕!「NYC旅行の旅」スタートです!

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著者

Taka

1996年、三重県に生まれる。 幼少期から思春期にかけては絶望的な学力と驚異的な身体能力を兼ねていたが、 努力の末、自称進学校に合格し、無事大学も卒業。 特技はけん玉。趣味や強い分野として「音楽(洋楽)」にやや自信がある。 分かりやすく、かつ、楽しく読んでいただけることを目標としています。 よろしくお願いします。

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